ココカラ堂の主・ママぞうのブログ

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月経力(経血コントロール)の全て。<2>考え、批判、仮説。

月経力(経血コントロール)の全て。<1>月経力と名付けるまで - ココカラ堂の主・ママぞうのブログ
という記事のつづきです。

トイレで生理の血を出しているよ、という話を、
ブログやツイッターでしたところ、教えてほしいと言われるようになりました。

わたしは約20年間、トイレで生理の血を出してきて、
ほとんどナプキンには経血がつかず、
2日目に苦労したこともなく、
生理痛やPMSもかなり軽く、
夜は1滴も出ない。

その因果関係はわからないけれど、
ただこの事実だけはある。

だから「何が聞きたいですか?」と逆に伺うところから、お話会を始めました。

そこから数年。
皆さんが聞きたいところはどこなのか。
どこに驚き、反応するのか。

質問を受けては、自分の経験に照らし合わせ、
わからないことに関しては調べ、学び、進んできました。

まだまだ知られていない月経力(経血コントロール)ですが、
やっている人の中には、わたしを含め、いろんなことを言う人がいます。
やっていない人の中にも、いろんなことを言う人がいます。

たくさんある意見の中から、どれが本当で、どれがただの噂なのか。
ひとつ意見を見かけるたびに、偏ることなく検証したいと、そう考えて取り組んでいます。

それと、最初にお伝えしておきたいのが、
「こんなことできてもできなくても、どっちでもいいんだ」ということ。

できる人がえらい訳でも何でもない。
できると良いことがあるのは、世の中の大半のことと同じ。

生理の血をトイレで出せるようになると、ナプキンの枚数が減る。
漏れる悩みや蒸れる悩みも減る。
紙ナプキンが減るとゴミが減るし、
布ナプキンを使わなければ、水や洗剤も使用量が減る。
震災などの緊急時にナプキンの到着を待たずに済む。

良いことがいっぱいあるのは、紙ナプキンも布ナプキンも同じ。
紙ナプキンはしっかり吸収してくれるし、布ナプキンは肌触りが優しい。

そこにあるのは好みだけ。
野菜が好きか、肉が好きか。
そういう話だと思っています。

やりたければ、やればいい。
やりたくなければ、やらなければいい。

ただ、知らないとできないから。
やるかやらないか、選ぶためには、
知らないと選べないから。

トイレで生理の血を出せるんだよって、
知らない人が多いから、
まずは知っていただくためにお伝えしています。

あとは「楽になるために選ぶんだ」ということ。

月経力の話を聞いて、面倒そうだと思えばやらなくていい。
簡単そうだと思えば、やればいい。

紙ナプキンを選ぶときも、布ナプキンを選ぶときもそれはみんな同じ。
「自分が楽になるために選ぶんだ」ということ。

紙ナプキンが安心ならそれがいい。
紙ナプキンで蒸れるとか、つらい悩みがあるのなら、布やトイレで出すことも併用してみよう。

布ナプキンが気持ちいいならそれがいい。
でも洗うのが面倒なら、布でも使い捨てるとか、トイレで出すとか、紙に戻すとか考えてみよう。

どれもこれも大切なことは、方法ではなく、自分が楽かどうか。

そんな思いで、お話会や月経アドバイザーの活動をしていますが、
そんな中で批判めいたことを言われることもあります。
なので、その辺りについてわたしの考えを少し書いておきます。

まず、

「そんなことできる訳がない」というご意見について。

いやいや、わたしはできていますから、と答えることもできますが。
そもそもわたしはできているのかどうか。

この30年近くの話でいうと、
本当に夜は1滴も出ません。
夜にナプキンをつけていて、何かが付いていたことは1度もありません。

朝、トイレに行くと、出せます。

ただ、昼間はその限りではありません。
ほとんどトイレで出している自覚はありますが、
それでもナプキンに少量の血はつきますし、
なかなかトイレに行けない日はしっかりつくこともあります。

昨年は生まれて初めて、ズボンまで汚しました。
ディズニーシーに行ったときです。
自分のタイミングでトイレに行けなかったり、興奮しすぎたりすると、こんなこともあります。

でも、その気になれば、ナプキン無しで過ごすこともできます。
1日家でゆっくり過ごす日には、わざとナプキンをつけない日もあります。
だってナプキン、じゃまだもの。
トイレで出して、拭いて出てくる。それが1番楽です。

だから、これを「できている」と呼ぶのか「できていない」と呼ぶのか、
それは解釈次第ではないでしょうか。

「基本的にはトイレで出すようにしていて、ナプキンにつく量も少ないけれど、おしっこやうんちほど完璧ではないよ」
といったところです。

では、わたしは特別な人間なのか。

お話会で「ママぞうさんだからできる」と羨望の眼差しで言われることもあれば、
ツイッターやブログコメントなどで「びっくり人間」と見世物のように言われることもあります。

ですが、そんなに特別なことではないと思っています。

特別でないことの根拠は、お話会に参加してくれた皆さんの声です。
「できるようになりました」というご報告もあれば、
「知らずに今までやっていました」と、お風呂やトイレで力を入れると出るあれね、と教えてくれる方もいます。

だから、わたしが特別何かに優れているとか、特殊な筋肉の持ち主だということではなく、
例えていうなら、
「口笛を吹ける」とか「竹馬に乗れる」とか「バタフライが泳げる」、そういう類のものかなあと。

同じ筋肉を持っていて、できるかどうかは「コツ」でしかない。
すぐできる人もいれば、練習に数ヶ月かかる人もいて、途中であきらめれば「できない」ということになる。

月経力もそういうものかな、と思っています。

子宮がどうとか、膣がどうとか、随意筋が、不随意筋が・・・ということについては、わたしなりの仮説はあるのですが、なにぶん医学や解剖学については素人ですので、これから婦人科の先生や研究者の方にご意見を頂戴して考えていこうとしている段階です。

排尿のメカニズムがヒントになるのではないか、ということ。
でも膀胱と子宮では機能が違う。膀胱はためられるけれど、子宮はためられない。
尿道と膣も機能が違う。尿道口は自分で締められるけれど、膣口は自分の意志ではそこまで締められない。けれど、膣を動かすことはできる。骨盤底筋群は単独で機能しているものではない。
自分で動かせない不随意筋だからこそ、自律神経が深く関わっている。

と、この辺りから仮説をたてて考えています。

だから、おしっこやうんちの考え方に近いけれど、そこまで完璧にはできないものではないかなあと。

でも、これらは仮説です。
いつか、排尿のメカニズムが明らかになっているように、月経力(経血コントロール)のメカニズムについても、専門家の先生の研究が進んで明らかになるといいなと願っています。

今は「できるからと言って特にメリットもない」から研究する人もいないのかも知れないけれど、
実際にわたしの生理が軽いことや、できるようになった方が楽になったりする声は集まってきているので、
きちんとしたエビデンス(根拠)として「トイレで経血を出すと、生理痛やPMSが軽減する」と報告される日が来ることを願っています。

もしわたしが知らないだけで研究している方がいらっしゃるのなら、ぜひお話を伺いたいです。

次の記事では、紙ナプキンと布ナプキンについて、わたしの考えを書きました。

月経力(経血コントロール)の全て。<3>紙ナプキンと布ナプキン - ココカラ堂の主・ママぞうのブログ